小江戸・川越

川越は徳川将軍家や江戸とのつながりが深い城下町で、舟運を利用した物資の集積地として発展した。現在でも蔵造りの町並みが残り、江戸の面影を今なお残している。

蔵造りの町並み(一番街)
蔵造りは類焼を防ぐための巧妙な耐火建築で、江戸の町家形式として発達した。一番街周辺は1999年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された。

 

本川越駅からスタート。県道を北上し、レトロモダンな建物が残る大正浪漫夢通りを通って、一番街をめざそう。一番街は別名「蔵造りの町並み」と呼ばれ、周辺は蔵造りの古い建物が建ち並び、タイムスリップしたような感覚になる。川越のシンボル「時の鐘」は、江戸時代から暮らしに欠かせない「時」を告げてきた。現在も日に4回、鐘が鳴る。菓子屋横丁を歩くと、素朴で昔懐かしい味を今に伝える菓子作りの店が建ち並び、子どもに返ったような気分になる。
閑静な住宅街を進み、川越の総鎮守、川越氷川神社へ。境内は樹齢500年を超える木々で満ちあふれ、清らかな空気が流れている。住宅街を進み、武家風の落ち着いた造りが印象的な川越城本丸御殿を見ながら、徳川家ゆかりの喜多院へ向かい、書院や客殿などを見学しよう。境内の一角には個性豊かな五百羅漢が並び、ユーモラスな表情やしぐさは、人間味あふれ、見ていて楽しくなる。
ゆったりと小江戸・川越散策を楽しんだら、現代の風景、全長約1㎞のにぎやかな商店街クレアモールを通って、川越駅にゴールだ。

 

大正浪漫夢通り
蔵造りや大正時代に建てられた店舗、昭和時代の洋風建築などが軒を連ねる商店街。

 

 

 

 

時の鐘
勤勉で時間に厳格な川越城主・酒井忠勝の時代に創建されたと伝えられる。火災のたびに再建され、現在のものは明治時代に建てられた4代目。

 

 

 

 

 

菓子屋横丁
石畳の両側に素朴で昔懐かしい駄菓子屋が並ぶ。

 

川越氷川神社
今からおよそ1500年前、川底に光る霊石を祀ったことに始まるとされる川越総鎮守の神社。縁結び、夫婦円満、家族円満にご利益がある。
TEL049-224-0589

鯛みくじ
専用の釣竿で、おみくじの入った鯛を釣り上げて、運だめし。鯛ごと持ち帰れる。

 

川越城本丸御殿
江戸時代には17万石を誇った川越城。現存する建物は1848年建造。
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日(休日の場合は翌日)、第4金曜日(休日は除く)、12/29~1/3
【入館料金】一般100円 大学生・高校生50円
TEL049-222-5399(川越市立博物館) 

 

喜多院 (写真は慈恵堂と五百羅漢)

江戸時代初期に名僧・天海大僧正が住職をつとめた寺、また徳川家とゆかりの深い寺として有名。五百羅漢は日本三大羅漢の一つとされ、さまざまな表情の538体が並ぶ。
【拝観時間】11/24~2/末 8:50 ~ 16:00(日曜・祝日~16:20まで)
3/1~11/23 8:50 ~ 16:30(日曜・祝日~16:50まで)
12/25~1/8、2/2・3、4/2~5、臨時休業あり
参拝のみ年中無休
【拝観料】五百羅漢と内部見学のみ有料。大人 400 円、小・中学生 200 円
TEL049-222-0859

体験する

 

トリック3Dアートin COEDO

3Dアート作家の服部正志さんが手掛ける、目の錯覚を利用したトリックアートの常設館。非日常的なおもしろい写真が撮影できる。
※展示作品は入れ替えあり

【開館時間】10:30〜17:30(入館は17:00まで)
【休館日】火曜日(休日の場合は翌日) ※臨時休業日あり
【入館料金】大人800円 4歳〜中学生500円
TEL049-298-4727

食べる

 

川越は、江戸時代からサツマイモの産地としても有名。蔵造りの町並みの周辺でもサツマイモスイーツが続々登場している。

 

写真左:大学いもパフェ

 大学いも 川越いわた 時の鐘店

 (TEL049-299-504)

 【営業時間】10:30~17:00 【休日】水曜日

写真右:おさつチップ

 小江戸おさつ庵(TEL049-226-329)

 【営業時間】10:30~16:30 【休日】水曜日

今回歩いたコース

 

西武新宿線本川越駅 東武東上線・JR川越線川越駅

小江戸川越観光協会
TEL049-227-9496

小江戸川越ウェブ | 小江戸川越観光協会

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