特定保健指導にも、ICT(情報通信技術)が着々と導入されています。現時点で、すべての特定保健指導がオンライン対応になっているわけではありませんが、コロナ禍の影響もあって今後も増えていきそうです。利用しやすくなっている特定保健指導をぜひご活用ください。
初回面談がオンラインになると…
※2021年2月から、グループ面談もオンラインで行うことができるようになっています。
感染症対策になる!
オンライン面談は、もっとも確実な感染症対策です。感染が心配な人でも、安心して面談を受けることができます。
移動時間がなくなる!
移動にかかる時間がなくなるため、面談のための時間を確保すればOKです。忙しい人でも、より利用しやすくなります。会社でも、自宅でも受けられますので、場所の制約もなくなります。
心理的なハードルが下がる!
わざわざ指導場所に出向かなくてもよく、顔を突き合わせた面談でもないので、心理的なハードルが軽減されます。
アプリ版なら、サポートの頻度が上がる
スマホやタブレットにアプリをインストールし、生活習慣改善に取り組む特定保健指導もあります。運動状況や食習慣など、アプリの特性を活かして保健師と取り組み状況が共有しやすくなりますので、より細かなサポートが受けられます。
実施率の向上に期待
最低でも3カ月間取り組むことになる特定保健指導は、参加率・終了率ともに伸び悩んでいるのが実情です。しかし、ICTによって利用しやすくなることで、実施率も向上していくことが期待されています。
実施率が高くなれば、健保組合に重い負担となっている後期高齢者支援金が減算される可能性もありますので、みなさんにとってもメリットがあります。ぜひご活用ください。