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ご存じですか? 健康寿命
日本人の「平均寿命」が飛躍的に伸びていますが、 “寿命”には、もうひとつ「健康寿命」というものがあります。
平均寿命…何歳まで生きられるか
健康寿命…何歳まで健康で生きられるか(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)
●2016年の平均寿命と健康寿命
厚生労働省「第 11 回健康日本 21(第二次)推進専門委員会」資料より
➥「平均寿命と健康寿命の差」は、支援や介護を必要とする「健康上の問題で日常生活に制限のある期間」であり、その期間は医療費や介護費用がかかることになります。
いつまでも元気で楽しく、自立した生活を送るためには、
生活習慣の改善に取り組み、健康寿命を延ばしましょう!
10月は「ピンクリボンキャンペーン月間」です
三越伊勢丹グループでも一部事業所において、世界的な「乳がん検診の受診促進」啓発活動であるピンクリボンキャンペーンを行います。
これを機に皆さま自身も乳がんと向き合ってみましょう。
日本人女性が最もかかりやすいがん
9 ~ 10 人に1人が一生のうちに乳がんと診断され、日本人女性が最もかかりやすいがんです。
多くの人がかかる一方、小さいうちに見つけると治る可能性の高い病気です。乳がんは 30 歳代から増加しはじめ、40 ~60 歳代にピークを迎えます。若いうちから定期的に検診を受けることが大切です。
どんなリスク要因がある?
乳がんのリスク要因は、まだはっきりとしたことはわかっていませんが、下記のような要因が関与していると考えられています。
一部に遺伝性の乳がんもありますが、乳がん患者の9割以上は環境因子の影響が複雑に関与していると考えられています。また、閉経後の女性では運動によってリスクが減少すること、逆に肥満や喫煙、飲酒でリスクが高まることも確実視されています。
早期発見に役立つ「乳がん検診」
早期には自覚症状はほとんどありませんので、定期的に乳がん検診を受けることが大切です。しこり、ひきつれ、乳頭からの血性の分泌液、乳頭の湿疹やただれなどの気になる症状がある場合には検診を待たず、医療機関を受診しましょう。
早期発見のために年代を問わず実践したい
「ブレスト・アウェアネス」(乳房を意識する生活)
乳がん検診は、ブレスト・アウェアネスの重要な一項目です。40歳を過ぎたら定期的に乳がん検診を受けましょう。
普段の生活ではセルフチェックが大切です。しこりを見つけるだけではなく、「いつもと変わりないか」を確認します。
百貨店事業各社の保健室等や健保組合には、しこりを触って実感してもらうための「乳がん触診モデル」を常備しています。セルフチェックの参考にお役立てください。