清津峡渓谷トンネル

日本三大峡谷の一つとして知られる、清津峡。
全長750mに及ぶ清津峡渓谷トンネルは2018年に「大地の芸術祭」の
アート作品として改修され、現在は雄大な渓谷美とアートの両方を楽しむことができる。

清津峡  峡谷の景観美を作り出している「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」は、溶岩が冷えて固まるときに収縮することによって六角の柱が生じたもの。見晴所から間近に見ることができる。

清津峡入口でバスを降りたら、小さな赤い万年橋をめざす。橋を渡ったら左に曲がり、なだらかだが約2㎞続く坂道を上っていこう。
途中、清津峡公園トンネルを抜け、しばらく進むと清津峡温泉郷にたどり着く。エントランス施設を過ぎ、その奥が清津峡渓谷トンネルのエントランスとなる。
トンネルの中はひんやりと冷たく、夏の暑い日に歩くには最適。アーティスティックな電飾に照らされミステリアスな音が流れていて、単調な道のりを飽きさせない。3カ所設けられている見晴所からは、見事な渓谷美を眺めることができる。

トンネル通路「色の表出」  5 つの異なる色が彩る光のトンネル。

第三見晴所「しずく」 露のしずくのように、鏡が壁に設置されている。

トンネルの終着地点はパノラマステーション。足元に浅く水が張られた「水盤鏡」に、外の風景が反転して映し出される幻想的な眺めは、圧巻だ。

パノラマステーション「ライトケーブ(光の洞窟)」 photo Nakamura Osamu

清津峡渓谷トンネルのエントランス施設とトンネル施設は、トンネル全体を潜水艦に見立てた・ヤンソン/ MAD アーキテクツのアート作品「Tunnel of Light」となっている。
●清津峡渓谷トンネル
8:30 ~ 17:00(最終入坑16:30)
大人800 円 小中学生400 円(イベントにより変更あり)
臨時休業あり、繁忙期は事前予約制 025-763-4800

折り返してトンネル内を戻ろう。エントランス施設には、円錐形の屋根が印象的な足湯がある。一度リフレッシュしてから、ゴールをめざすのもよいだろう。

エントランス施設 足湯  無料で利用できる。

ひとあしのばして

越後妻有里山現代美術館
1 階は市場やイベントができるスペース、2 階は現代アートの常設展示が見られる。水が張られた中庭も作品の1 つ。
10:00 ~ 17:00
一般800 円 小中学生400 円
(企画展により変更あり)
休/水曜日、年末年始 025-761-7767
※ 2021年7 月下旬まで改装のため休業中

花咲ける妻有 草間彌生

まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」

「まつだい雪国農耕文化村センター」と、その南側に広がる田畑、森林、遊歩道、アートを内包した里山を総称して「大地のフィールドミュージアム」と呼ぶ。農業体験も実施している。
10:00 ~ 17:00  一般500 円 小中学生300 円
休/火、水曜日  025-595-6180

鉢& 田島征三 絵本と木の実の美術館
絵本『ちからたろう』の作者・田島征三氏により、廃校になった小学校が「空間絵本」として生まれ変わった美術館。
10:00 ~ 17:00
10 月・11 月は10:00 ~ 16:00
(最終入館:閉館時間の30 分前)
大人800 円 小中学生300 円
休/水、木曜日 ( 祝日の場合は翌日、変更および冬季閉館あり)
025-752-0066 (冬季閉館中025-761-7767)

へぎそば
つなぎに海藻の「布乃利(ふのり)」を使った新潟名物。つるっとしたのど越しと歯応えが特徴。
●小嶋屋総本店
11:00 ~ 21:00
( ラストオーダー20:30)
不定休  025-768-3311

天へぎ(1 人前)1,518 円(写真は3 人前)

今回歩いたコース

電車:JR 越後湯沢駅から森宮野原行きバス約30 分。清津峡入口バス停下車。

車:関越自動車道「塩沢・石打IC」から国道353号線約20 分。

十日町市観光協会 025-757-3345 https://www.tokamachishikankou.jp/

※営業時間や料金等は変更される場合があります。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業時間の短縮や変更、臨時休業、閉鎖等の対策を講じている施設・交通機関があります。詳細は施設HP 等をご確認ください。