加熱式タバコによる肺炎に注意!

加熱式タバコは害がない?

「紙巻きタバコをやめて、加熱式タバコにすれば少しは健康的かな」と思っている人はいませんか?
紙巻きタバコは、タバコの葉を燃焼させた煙を吸うものですが、加熱式タバコは、加熱によって発生した蒸気を吸うため、煙が出ずにおいも少なくなっています。また加熱式タバコの製品紹介には“ 紙巻きタバコと比べ、有害性成分の量が平均で95%低減” などと書かれているものもあり、紙巻きタバコより健康被害が少ないように思えます。
しかし加熱式タバコに含まれるプロピレングリコール、グリセロール(グリセリン)といった物質については、加熱して吸引すると気管支や肺に炎症を起こし、重い肺炎の原因になる可能性が指摘されており、病気にかかるリスクがないわけではありません。
加熱式タバコによる病気や死亡リスクの関連性については、販売されて間もないため科学的に明らかになるにはまだ時間がかかりますが、製品紹介にも“ リスクがないわけではない” と明記されており、吸わないに越したことはありません。

加熱式タバコの禁煙治療も保険適用です

2020 年度からは、加熱式タバコの禁煙治療も保険適用となっています。また、禁煙アプリやオンライン禁煙外来もあります。加熱式タバコの利用者も、紙巻きタバコの利用者も、自分に合った方法で、禁煙を始めましょう。※一定の条件あり。

禁煙治療に保険が使える医療機関はこちら
http://www.nosmoke55.jp/nicotine/clinic.html