NOTICE

令和4年度 三越伊勢丹健康保険組合
収入支出予算について

令和4年2月28日組合会において、令和4年度の収入支出予算が承認可決され、監督官庁に健保予算に関わる届出書を提出いたしました。予算の概要は次の通りです。

一般勘定(健康保険)

予算基礎数値(一般勘定)

被保険者数…  18,175人 平均標準報酬月額…289,584円 健康保険料率(調整保険料率を含む)…99.0/1000
※保険料免除者を除く

一般勘定のポイント

●収入

・断続的な被保険者数の減少と、コロナ禍による賞与の減少により、保険料収入は令和3年度実績見込値に対して96%程度で見込んでいます。

・この保険料収入では、支出予算(下記参照)を賄うことができないため、過去の貯金 (別途積立金)から12億円を繰り入れて、収支の均衡を図ります(赤字予算です)。

●支出

・支出予算全体では、86億7千万円としています。

・保険給付費は、被保険者1人当たりの金額が令和3年度実績見込値に対して117%になるものとして算出し、総額では47億円としました。

・国に納める納付金は、令和3年度に対して18億円減少し、28億円となります。

・保険給付費、納付金の2大支出項目は、義務的経費と呼ばれ、事業の根幹をなすものですが、支出全体に占める割合は87%を占めています。支出を抑制するためには、これらを如何にして抑えることができるか、にかかっています。

・厳しい収入の状況を受け、事務費や保健事業費については、理事会における修正も経てメリハリを付けた予算としています。

納付金ってなに?

 納付金とは、国全体の高齢者医療を支えるための制度に基づくもので、「現役世代からの仕送り」と言われるものです。

 納付金は主に前期高齢者納付金と後期高齢者支援金とに大別されますが、このうち前期高齢者納付金は令和3年度に比べ16億円減少することになりました。これは、当健保の65歳~74歳の方々にかかった1人当たり保険給付費を基に算出されるもので、この金額が上がると国に納める前期高齢者納付金も増え、下がると前期高齢者納付金も減る仕組みになっています。

 したがって、当健保に加入する65歳以上の方々には、被保険者、被扶養者に限らず健康にお過ごしいただくことが、ご本人様にとっても幸せであることはもちろん、当健保の財政、すなわち被保険者の皆さまにとっては、保険料率上昇のリスクを避けることにもつながる、ということも是非ご理解ください。

介護勘定(介護保険)

予算基礎数値(介護勘定)

第2号たる被保険者数…  11,440人 平均標準報酬月額…310,376円 介護保険料率(調整保険料率を含む)…16.6/1000
※保険料免除者を除く

介護勘定のポイント

・国に納める介護納付金は、8億7千万円となります。

・想定される介護保険料収入8億3千万円では、この支出を賄うことができないため、過去の貯金(準備金)から7千7百万円を繰り入れて、収支の均衡を図ります。

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