こどもにとってより良い医療のあり方

こどもにとってのより良い医療のあり方(お金のこと、薬のこと、適切な受診のこと等)を皆で考えましょう。

こどもの医療費の仕組み

ご存じでしたか?
こども医療費助成とは、各自治体が子育て世帯の経済的負担を軽減する目的で、こどもが保険診療した際の自己負担を補助する制度です。
その補助後の自己負担金は、0円~数百円と自治体によって異なります。
助成の種類は2種類あり、①現物給付:患者が自治体から交付された医療証を医療機関窓口で提示することで、窓口で支払いを行わず受診する。②償還払い:患者が窓口で自己負担額を支払ったあと、受給申請をする。

主な対象年齢は、未就学児や小学生ですが、近年では、多くの自治体で対象年齢の引上げがなされており、2022年度調査では、人口比で18歳未満の約9割がこの制度の対象になっています。

(参考)医療費助成の実施状況(令和4年度国民健康保険課調査)
対象 外来 入院
小学生 1,720(98.8%) 1,741(100.0%)
中学生 1,674(96.2%) 1,723(99.0%)
高校生 967(55.5%) 1,046(60.1%)
こども全体(高校生以下) 90.1%(人口比)

更に、助成に所得制限を設けていた自治体での緩和・撤廃が進んでおり、こどもへの支援の範囲は拡大傾向にあります。

医療費助成の拡充等により、被保険者の受診行動が変化し、受診率が増加することで、医療保険財政への影響や必要性の乏しい抗菌薬処方の増加による薬剤耐性が無くなり健康への悪影響が懸念されていることを踏まえ、厚生労働省は、昨年度よりこどもにとってより良い医療を実現するための方策として、保険者(健康保険組合)へのインセンティブ導入として、必要な下記の指標等の設定を行うこととなりました。

【具体的な指標例】
  • こどもの保護者(保険者)に対して適切な受診を促す周知、啓発の取組の実施
  • こどもの抗菌薬処方の適正化につながる取組の実施
  • こどもの医療費助成制度の仕組みの周知 等

※参照:厚生労働省 保険局 「こどもにとってより良い医療の在り方」 ※令和6年7月社会保障審議会医療保険部会

今回は、「こどもの医療費の仕組み」についてご案内します。

抗菌薬の正しい使い方

先ずは、抗菌薬とは何かを知る必要があります。
下記の参考文献をご参照の上、大切なお子さまの適正な薬剤処方につなげてください。

  • ※「抗菌薬」とは
    細菌やウイルスなどの病原体によって引き起こされる病気のことを「感染症」といいます。
    その感染症の中で、細菌が原因で引き起こされる病気に有効なのが、原因となる細菌を壊したり、 細菌増殖を抑制したりする働きを持つ『抗菌薬』で「抗生物質」や「抗生剤」と言われることもあります。
参考文献

適切な受診のタイミング

  

こどもの適切な受診のタイミングについて、健康保険組合連合会(けんぽれん)で公開している動画配信「DO my Health」からご案内いたします。

「DO my Health」では、病院に連れて行くべきタイミングなど、60秒で分かりやすくまとめられています。
合わせて「抗菌薬」に関する動画もあります。是非ご視聴しお子さまの適切な受診の参考にしてください。

【公式ページ】

https://www.kenporen.com/health-column/do_my_health/

「こどもにとってより良い医療の在り方」に関する動画コンテンツ

  • 第2話「抗菌薬は正しく使おう」
  • 第7話「受診のタイミングを見極めよう!」

なお、 「DO my Health~ただいま、健康メディア制作中!~」は、「女性の健康課題」「抗菌薬の適正使用」「ロコモティブシンドローム対策」に加えて「子どもの上手な医療のかかり方」「プレコンセプションケア」 が昨年より新たに加わりました。
第1話から第8話までの内容を簡単にご紹介します。こちらをクリック